
小林麻央さんが若くして命を落とされた乳がん。
他人ごとではないと皆さん感じられたはずです。
私の友人AさんもAさんの友人が乳がんで入院していて、
お見舞いに行ったところ、
「絶対に乳がんの検診を受けて!」
とかなり説得されて、
「そんなに言ってくれるなら受けてみようかな」と
検査を受けたところなんと乳がんが見つかりました。
残念ながらAさんの友達はまもなく乳がんで亡くなったそうです。
私の友人Aさんは早期発見できたため、
辛い治療を乗り越え
5年経過した今も元気で色々なことを楽しんでいます。
お亡くなりになった友人がAさんの命を救ってくれたんですね。
今年9月15日に厚生労働省発表「人口動態統計」によりますと
2016年(平成28年)の乳がんで命を落とした女性は
14,015人だそうです。
前年の2015年の女性死亡数は13,584人でしたので
悲しことに増えています。
子宮がんの死亡率9.9%と比べても
乳がんの女性死亡率は 21.8%なので、
5人に一人以上は亡くなっている結果です。
(死亡率は女性人口10万対)
詳しくは厚生労働省の下記URLを参照ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/kakutei16/dl/11_h7.pdf
更年期以降の乳がんは多いの?
40代後半から50代前半にピークを迎えます。
ということは更年期は乳がんの発生がとても多いということです。
でも早期発見で90%以上治ると言われています。
そして64歳まで日本女性の死亡原因のトップです。
更年期世代、まだまだ閉経後も安心できないということを
覚えておきましょう。
どんな人がかかりやすい?
・肥満 (閉経後の肥満の人は脂肪組織の中でエストロゲンが作られるため、エスロトゲンが多いとリスクが高くなる)
・日常的に飲酒をする人 日本酒1合(180ml)ビール中ジョッキ1(500ml)ワイン ワイングラス2杯(200ml)
・40歳以上
・初潮が早かった人11歳以下
・閉経が遅い人 55歳以上
・初産が30才以上
・出産経験のない人は経験のある人と比べ2.2倍のリスクがある。
(ただしホルモン受容体陽性のがんに限る)
・乳腺疾患にかかった人
・出生時に体重が重かった人
・高身長
・糖尿病の人
・乳がんにかかった人
リスクが低くなるのは?
・授乳期間が長いほど発症率は低くなる
・運動は閉経後の女性が軽い運動をした場合、乳がん発症率は低い
・ストレスが関係する? 今のところ実証されていません。
これはあくまでも統計で、必ず発症する、発症しないということで
はありません。
40歳以上になったら検診を受け、
喫煙、アルコールは適量に留める、
閉経したら適度な運動をして肥満を防ぐことが乳癌だけでなく、他の
生活習慣病などの予防にもつながります。
リスクが高い人はより気を付けてくださいという事ですね。
早期発見するため毎月セルフチェックをしましょう
月経終了後から1週間の間は乳房が柔らかいのでしこりを発見しやすいです。
私が通っている乳腺外科で教えてもらったのが、
タオルにはさんだペットボトルのキャップを探しあてる練習です。
そっと指の腹全体でなでるように探します。
案外わかりづらいので、練習してがんを見逃さないようにしたいものです。
乳がん検診を受けましょう
各自治体で補助もありますので、お問合せくださいね。
2年に一度ですが、私は毎年受けています。
検査をしてその直後にがんが出来たとします。
1年2年経過してしまうと、大変なことになります。
やはりセルフチェックがとても大切になりますね。
検査では、しこりになる前のがんも発見できるので、
ぜひ受けてください。
マンモグラフィーは確かに痛みを伴います。
痩せているとあばら骨が刺さります(;^_^A
でも、乳がんに気づかずに手遅れになった時のことを
考えれば、わずかな時間耐えることは出来ます。
新聞で、乳房を挟まないで、うつ伏せに寝るだけで
検査が受けられる機器が開発され、
取り入れている病院も出てきているようです。
どうしてもマンモグラフィーは嫌という方は探してみるのも
よいですね。
私は一度、マンモグラフィーで怪しい箇所が見つかり、
医大病院を紹介されたことがあります。
本当に生きた心地がしないですね。
幸い、エコー検査で異常なしでした(;^_^A
でもいつ発症するかわかりませんし、
転移しやすいがんですから
こまめにチェックして手遅れになって
苦しい思いをしなくていいように
自分の体は自分で守りたいです。
こちらのサイトを参考にさせて頂きました。
日本乳癌学会