
2017年ごろから腕は上がるのに、
角度によって痛みがあり、
夜は夜間痛に悩まされている私。
前記事(五十肩と思ったら石灰沈着性腱炎だった!?|治療法とリハビリ方法2020年6月更新)
の続きを忘備録として、
また同じ痛みでお悩みの方の参考になればいいなと記録していきます。
2020年6月地元の病院に行ってみた!
大阪のショルダーチームで紹介してもらった病院に
行く機会を待っていましたが、あきらめました。
まだ大阪ではコロナ患者が発生しているためと、
通院に片道2時間以上は大変、
これ以上我慢も出来ないくらい、少しづつ少しづつ
肩が固まって、痛みが出る角度が増えて
眠れない夜が続いてツライ(;’∀’)

そこで、最初に行った病院にもう一度行ってみようと
予約電話をしたところ、前の医師はもういないとのこと。
人気の先生がいると聞き、同僚のご主人もその先生に
肩の手術をしてもらったそうなので、
昨日受診してきました。
レントゲン撮影し、ブロック注射をし、
腕がスムーズに動くかどうか確認されました。
それまでのこわばり、痛さが嘘のようにす~っと
腕が動きました。
肩の中の関節が動くときにこすれているために
痛みが生じていると診断されました。
肩が悪いと、肘の辺りが腱鞘炎を起こして
痛みが出るとも教えてくれました。
「そうだったの!?」
私は勝手にスマホの使い過ぎかと思ってました(;’∀’)
こちらの先生は保存療法もあるけれど、
手術もあるよと言ってくださり、
夜間痛がつらい私は、手術を受ける方向でお願いしました。
石灰化もあるけれど、腱板がどのような状態か
昨日はCT検査をしました。
そして、
後日MRI検査をしてから治療方針を決めるそうです。
個人医院の先生とはやっぱり違いますね。
痛み止め(トラムセットと吐き気止めノバミン錠、
入眠剤マイスリー錠、貼り薬モーラステープを
出してくれました。
が、眠気、めまいの副作用があるため車の運転は
しないでくださいと注意書き。
今のところ使っていません(^^;
痛み止めは効いた?
7/2
仕事が休みで外出予定もないので、
昨夜痛み止め(トラムセット)を試してみました。
劇的に痛みが無くなったわけではありませんでしたが、
少しは効いてるかもと思いました。
が…….
吐き気止めノバミンを飲み忘れ、
早朝に吐き気がして目が覚めました。
慌ててノバミンを飲みましたが、
もう副作用でふらつきと、吐き気と
頭痛で一日寝込んでしまいました。
これなら痛みを我慢した方がよっぽどマシでした。
(私は薬に敏感な方なので、副作用が強く出てしまったようです)
また検査結果を報告しますね。
MRI検査を受ける
7/7
人生初のMRI検査を受けてきました(;’∀’)
肩が悪いと、あおむけの姿勢で寝ると
痛むんです。
MRI検査の予約をするときに
「20分間、全く動かずにいられますか?」
と聞かれ、
NOと答えたら検査を受けられないと思い、
「がんばります。」と返事をしました。
検査が始まりました。
腕を出来るだけ痛くない角度にし、
そのまま固定され、
耳にはヘッドフォンをつけられ、
なぜかB’zの曲が大音量で流れてきました。
うるさいな~、もう少し音量を下げて欲しいけれど
伝えられないし….
などと思っているうちに、
噂の金属音が!
B’zの曲が打ち消されるほどの大音量!
びっくりしていると、今度は肩と腕が痛くなってきました。
がまんがまん 動いたらだめ
と自分に言い聞かせながら、
痛みと音に耐えてましたが、
途中、検査技師さんから
「動いてしまってます。あと1分半です、がんばってください。」
と注意されてしまいました(-_-;)
なんとか終わって、痛みで自力で起き上がれなかった私。
(腹筋がないとも言う)汗
検査結果を聞く
MRIの後、診察室で医師の説明を聞きました。
CT画像を見せてくれ、
肩の腱板と腕の骨の間に通常は隙間があり、
腕を動かせるのですが、
私の場合、その隙間にドロップ型にしっかり
石灰化した塊がすくっと立っていました。
それが動かすときにひっかかり、
動かせない角度があったんです。
痛いわけです!
MRI画像では、
周辺の組織が白く映り、炎症を示しているのだそう。
早速、手術の日を決めました。
やっと、ここまで来たという感じです。
ネットで調べると、胃薬で治す方法があり、それを医師に尋ねました。
初期の段階は、石灰化もミルク状なので、注射器で吸い出し、
取り出しきれなかったものは、胃薬を飲むと吸収され、
治るのだそう。
初期に肩関節の専門医に出会っていれば、
こんなに大変な思いをしなくてもよかったようです。
専門医以外の整形外科の医師では、
注射器で石灰を吸い出すことが技術的に
出来ないため、とりあえずステロイド注射を打つと
いうことなのです。
さて、次は入院の事前検査と入院の説明を10日後に聴いてきます。 また報告します。
入院事前検査と説明
7/21
医師の診察をまず受け、手術の内容や
リスクについて説明をしてもらいました。
診察と手術説明
かなり筋肉が固まり動きが悪く、
痛みが強くなっていたため、
医師が「もつかな~?」と独り言。
そう私の心の声を代弁してくれた!と思いました(;’∀’)
もっと動かさないとだめだとも言われ、
痛みでさぼってしまっていたのを猛省しました( ;∀;)
手術まであとひと月。
とりあえず、痛み止めの注射を二回打って
過ごす事になりました。
今回の注射は今までのどれよりも痛かったです。
が、効果はてきめん!
夕方には今までできなかった事が出来るようになりました(^▽^)/
手術についての説明
肩関節内視鏡手術(腱板修復術)を受けます。
石灰化が、肩の中のインナーマッスル(腱板)に
沈着していて、損傷や断裂をきたしているため、
1センチ程度の皮膚を6カ所ほど切開し、
カメラと操作器具で石灰化を取りのぞいていきます。
ただ、石灰化が腱板に食い込んでいるため、
簡単に石灰化をすべて取り除けるわけでないそうです。
腱板内の石灰化を、腱板への損傷を最小限に
抑えつつ取り除き、
腱板の損傷・断裂を糸で元の位置に固定するという
なんだか大変そうな手術です。
病院のホームページ情報によると
手術は2時間ほど。
(結構かかるのですね)
術後の説明
術後4~5週間、装具をつけ、固定します。
私の場合は一番小さいサイズだと聞き、
少しほっとしました。
大きいものは腕の下に巨大なボックス?!が
あるのです。
日常生活が今まで通り出来るようになるには、
人によって差があるようですが、
およそ3ヶ月だということです。
説明を受けたという署名をしました。
入院事前検査と入院説明
◇事前検査
体重、身長、心電図、
肺のレントゲン、血液検査、肺活量(二回目で合格!)
と既往症やアレルギーの問診でした。
私はアレルギーがあるためか、
結構、細かく問診されました。
◇入院説明
手術前日に入院します。
23日間の予定。予想よりかなり長い!(;’∀’)
新型コロナのため、大部屋は無いそうです。
差額ベッド代!払わなくてよいか次回確認します。
そして、一切面会は禁止で、
洗濯物などは受付の方が受け渡ししてくれるそうです。
当然、外出、外泊も出来ず、
ずっと缶詰状態になります。
(日頃読めない本や映画をダウンロードして
持っていこうと思います)
・持ち物
バスタオルを6枚ほど持ってくるよう言われました。
今もそうですが、仰向けに寝ると肩が落ち、
痛みます。
そのために肩と腕の下に重ねるのでしょう。
小さいクッションもあれば持ってくるよう言われました。
着替えが大変なので、
前開きのゆったりしたものでないとダメだそう。
ワンサイズアップで良いのか、悩み中です。
しばらく利き手でない左手での生活になります。
今から練習しておかなければとトライしていますが、
すぐに右手が出てしまって上手くいかないです。
次回は麻酔科の受診と、装具の計測です。
麻酔科の診察と装具の計測
麻酔科医の説明
麻酔科の診察室に呼ばれました。
やさしそうな麻酔科医と看護師さんたちが待っていました。
麻酔はもちろん全身麻酔。
麻酔で呼吸が弱くなるため、気管にチューブを入れ、
人工呼吸!(これは人生初体験!)
その時、チューブを固定するため、
顔にテープを貼ります。
術後、そのテープを顔から剥がす際に
皮膚が薄くめくれる場合があるとのこと。
そうなったら申し訳ないと医師が先にあやまってくれてました(;’∀’)
ここで、拒否する選択肢はない患者の私。
笑って「仕方ないですから~」と言ったものの
術後はどんなひどい顔になるのやら(-_-;)
十分目が覚めてから気管チューブを抜くそうなので、
きっとノドも痛いんだろうなと心の準備をしています。
以前、鼻から胃カメラの検査をしたときも、
喉の強烈な痛みで目が覚めました。
その時は一日もしない内に痛みは治まりました。
肩に水?!
整形外科の医師からは聞かされなかったもう一つ強烈な説明が!
手術時は
肩関節に水をい~~~~っぱい入れて、
パンパンに膨らませる!
のだそうです。
もちろん術後もしばらく腫れています
腫れる=痛み
なので、別の痛み止めについて説明がありました。
色々一度に聞いて、痛み止めの名称を聞き逃しましたが、
要約すると、多分9000人(いい加減ですみません(^^;)に
一人の割合で合併症が起きます。
ですが、お勧めしますがどうされますか?
もちろん答えは
YES!!!
少しでも痛み抑えて欲しいですよね。
その他、麻酔に関する様々な合併症の説明を受けました。
吐き気とか、めまいとか、歯牙損傷、口腔、唇や舌の粘膜損傷だとか
聞いてるだけで、めまいがします(笑)
手術を決めた以上受けるしかないです。
(ほんとは受けたくないよ~~~)
装具の計測
次に義肢制作所の方に、装具の計測をしてもらいました。
肘から手首までと、服の上からウエスト
これだけでした。
私の場合小さいサイズなので、
税込み31,580円、入院した日に装具屋さんにお支払いするそう。
保険適用なので、後で申請すると、差額が戻ってくるそうです。
私の場合3割なので、約9,500円の負担です。トホホ
手術の日はどんどん近づいて来ます。
入院準備もほぼ出来ました。
次お伝え出来るのは、退院して、右肩が動かせるように
なってからです。
入院からの記事はこちらです。
石灰沈着性腱板炎!診断結果と治療方法は?管理人の実体験録~入院・手術編~