
40代半ばから誰もが突入する更年期。
その更年期に恐ろしい脳梗塞の危険性も高まるとNHKのご存じあさイチで
今朝放送されていました。
40代からの脳梗塞に対するケアをして、
発症しないようにしましょうという内容でした。
私も更年期真っ只中ですが、脳梗塞は
とても縁遠い、まだまだ先のリスクだと認識していました。
でも、そうやってまだ大丈夫と思っていた方が
実際40代で脳梗塞を患って、もっと早くから気を付けていれば
良かったと後悔されています。
脳梗塞とは?
脳の血管(細いですね)に血管を通して
他の所でできた血栓が血液に乗って運ばれ、
詰まって、脳内血流がとだえ脳が壊死してしまう
怖い病気です。
時間が経つにつれ急速に脳内に血流が途絶える範囲が広がり、
命の危険がたかまり、たとえ助かったとしても、
片側麻痺、歩行困難、言語障害などが残り、
残りの人生が大きく変わってしまいます。
なぜ更年期からリスクが上がるの?
更年期になると、卵巣から女性ホルモンのエストロゲンの分泌が
減っていきます。エストロゲンは血管を柔軟にし、守ってくれています。
エストロゲンが減るとともに、血管のしなやかさがうしなわれ、動脈硬化へと進みます。
動脈硬化が起きると高血圧になります。
血管にコレステロールがたまりお粥のような柔らかい塊プラークが出来ます。
プラークがあると血流が悪くなり、プラークが破れると血の塊(血栓)が出来、
その血栓がはがれて脳の細い動脈につまり脳梗塞を起こします。
更年期高血圧になりやすい人
妊娠中に、尿たんぱく、高血圧になった方は更年期に高血圧になる
リスクが高いので、日ごろから測って対処したいですね。
更年期高血圧についてはこちらも参考にしてくださいね。
更年期から高血圧の危険が高まる?!予防方法は?
高血圧以外の脳梗塞の原因
脳梗塞の原因には高血圧以外にも
心臓に原因がある場合もあります。
不整脈があると、心房細動が起き、心臓内で血がよどみ、
血液がドロドロになり血栓ができ、
脳の動脈を詰まらせて脳梗塞を引き起こします。
不整脈のある人は自分ではなかなか気が付かないもの。
次の症状がある方は要注意です。
〇息切れがしやすい。
〇階段をのぼるのがつらい。
〇運動をしたわけでないのに、動悸がする。
チェック方法
手のひらの親指の下に反対側の指を三本当てて
15秒測って掛ける4、心配な方は60秒脈を感じてください。
規則正しければOKですが、時々飛んだり不規則になる場合は
不整脈です。受診してくださいね。
お酒の飲みすぎは不整脈にもよくありません。
寝たきりになったり、不自由な体にならないためにも控えましょう。
脳梗塞はどのような症状が起きてくるの?
一気に進む場合と、
時間をかけてゆっくり症状が自覚されてくる場合があるようです。
初期症状
ろれつが回らない
口の周りの筋肉にに違和感を感じる
言葉が上手く出ない
顔にゆがみが出る
片方の手足に力が入らない、しびれがある
見え方がおかしくなる
字が思うように書けない。
人の言葉を理解しずらい。
血栓は溶けてなくなるため、
数分~24時間以内にこれらの症状は消えますが、
一過性脳虚血発作と呼ばれる脳梗塞の前兆です。
放置しておくと脳梗塞を発症します。
症状を感じたら一刻も早く(救急車を呼ぶなど)病院に行きましょう。
チェック方法はFAST
Face 顔の麻痺 (笑顔を作っても片方の口角は下がったままなど)
Arm 腕の麻痺、しびれ
(腕を真っすぐ伸ばし、肩の高さまで上げ、目をつむってキープ。
片方だけ下がり始めたら脳梗塞の前兆の可能性あり)
Speach 言葉 話をしていておかしいかどうかチェック
その他、ふらついて歩けない、視野が半分欠ける、片側まひ
Time 発症した時間 と 受診するまでの時間
脳梗塞は時間が経つにつれどんどん範囲が広がり、
命の危険が増していきます。
上記の一つでも症状があれば躊躇せず一刻も早く救急車を呼びましょう。
脳梗塞の最新治療方法
発症4.5時間以内なら「t-PA」と呼ばれる点滴治療法があります。
これは過去に手術経験がある方などは受けられない場合もあります。
発症8時間以内血管内治療 カテーテルで詰まった血管を取り除きます。
この治療を受けられる病院は
日本脳神経血管内治療学会にお問い合わせされてはいかがでしょうか?
「日本脳神経血管内治療学会」
脳梗塞予防方法は?
運動 ちょっと早く歩くだけでも、普段より運動効果アップ
階段上り下り、自転車、膝や手をついて浴室掃除など
まとめて行わなくても分けてでもOK.
食物繊維 意識して多めに摂る(プラス野菜一皿)
水分 水分が不足すると血液がドロドロになり結果脳梗塞を引き起こす
一日に1.0~1.5ℓが目安。
まとめ
ゲストの磯野貴理子さんは50歳ごろ発症して、それ以来
大好きなお酒も一切断ち切り、食べていなかった野菜を
沢山食べるようになったそうです。
そのせいか、とてもお肌もきれいで、表情も柔らかく変わっていました。
友達のご家族で高血圧から脳梗塞になった方がいて、
片側麻痺と言語障害が残ってしまい、家族との意思疎通も上手く行かず
ご本人が一番辛そうです。
今までの生活が一変し、
好きなことも出来ず、要介護になってしまってご家族も大変です。
元気な時は好きなものを我慢するなんてとんでもない、自分は大丈夫と
根拠のない自信を持ち、不摂生をしがちですが、
だれの身にも起こりえる怖い病気です。
起きてしまってから後悔しないためにも
生活に少しプラスするだけで
出来る対策で予防していきましょう。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
良い一日になりますように♪