
アラフィフ女性のみなさん、
毎日よく眠れていますか?
気になる記事を見つけましたのでご紹介しますね。
毎日新聞 医療プレミア
家事・子育ての負担が奪う女性の睡眠時間
2017年10月20日
内村直尚 / 久留米大学教授のお話しによると、
総務省の調査でも
40代後半から50代前半の日本女性の睡眠時間が
サラリーマンの30~40代の働き盛りの男性よりも短い!!
という結果がでました。
2016年の調査結果で、50-54歳の女性の睡眠時間が6時間40分、
30年前と比べると30分短くなっているそうです。
なぜこんなにアラフィフ女性の睡眠が短くなっているのでしょう?
アラフィフ女性の皆さんは、私の周りでも本当に
睡眠時間が短いです。
6時間40分も寝ていないのではないかと思えます。
更年期特有の睡眠障害
更年期は女性ホルモンの減少の影響で自律神経が乱れます。
ただでさえ睡眠障害が起きやすい年代です。
寝つきが悪い、深く眠れない、
夜中に目が覚めてそれから眠れないなど
ありませんか?
そんな眠れない更年期に、
のしかかっている共働き、家事、子供の世話。
働く時間、仕事の責任が増える一方の世代
私が掛け持ちで行っていた職場もお子さんが大学生の方達が
やはり昼間の仕事を終えてから、来ていました。
みなさん、子供たちを大学に行かせるため、
お母さん達が必死で働いています。
でもしょせん契約や派遣ですので、時間の切り売りをしているわけです。
長時間ほんとうに朝から夜遅くまで働かないと、お金が足らないのです。
私も子供を塾に行かせるためと、生活費の足しに掛け持ちしていました。
正社員で働いている友人たちも、
年齢相応の役職につき、責任が重く、仕事も増えています。
それでも家事もしなくてはいけないし、子供たちのお弁当作り、
塾や休みの日はクラブの送迎などで
睡眠時間を削るしかやっていけない現状です。
ご主人がいる方は、夫が帰ってくるまで待ち、食事の片付けまでして
洗濯をして、深夜12時過ぎないと就寝できない方も多いですね。
私も掛け持ちをしていた時は、本当に心身ともにきつかったです。
いつも口内炎が出来ていました。
忙しすぎて、イライラもしましたし、
家事をやりたくても体が動かず家の中はどんどんほこりが溜まり
それを見るとまた自己嫌悪(;^_^A
家事も仕事も子供の世話がのしかかり、今でいうワンオペ状態の女性が
多いです。
当然ストレスの度合もかなりなものです。
前述の教授のお話しでも、初産の年齢が上がっていますし、共働き世帯も
年々増加しています。
1985年の共働き世帯は722万世帯、2016年は1129万世帯
31年間で407万世帯増えています。
子供たちが社会人になってやれやれと言う人達も
介護が待ったなしでのしかかってきたり。
更年期で大変な時期に、負担がどんどんやってくるのですね。
どうやって睡眠時間を増やすの?
内村直尚教授のお話しでは、
職場と家族に協力してもらって、生活習慣を改善するようにと
提言しています。
内村直尚教授の睡眠外来を受診されるアラフィフ女性たちは
もう睡眠不足で生活の質が落ちてしまっているので、
本人だけの力でどうにもならないのです。
職場の対して、診断書を書いたり、上司に来てもらい
残業を控えるように説明するそうです。
家庭生活は夫の協力を求め、少しでも早く就寝出来るよう
指導するそうです。
夫や子供たちも事態の深刻さを理解すれば協力せざるを得ないでしょう。
でも?
「そんなの無理~!」
と言う声が聞こえてきそうですね。
でも最初からあきらめてはいけません。
医師に説明してもらうなど、
出来る限りの手を尽くしたいですね。
睡眠を取るために自分で出来ること
最近は睡眠負債という言葉も聞かれるように、
睡眠が足らないと、体や心に様々な悪影響が出てきます。
仕事の質も落ちるでしょうし、
更年期障害の一つのうつ状態にもなりかねません。
判断力、瞬発力が落ちて事故にあいかねません。
更年期世代は体を労る時期。
さぼる、手を抜くことも大事と内村直尚教授も
言っています。
几帳面な人ほど、頑張りすぎないことを
意識して自分の体と心を守りましょう。
倒れてしまったり、ケガをしてから後悔しても遅いです。
日々、手を抜くことで
自分の体を守り、
それは職場や家庭に少し迷惑をかけるかも
しれませんが、
大きな迷惑をかけることを予防できるんです。
それも笑って手抜きしましょう。
サボってもポジティブに生きることになりますよ。
更年期世代の女性たち、がんばりすぎないで!!!